映画大好きおさつです。今年54本目の映画は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」です。久々に映画を見ました。ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオの初共演、他にもいろいろ話題となりました。果たしてタランティーノはどんな結末を用意しているのか。紹介とレビューを始めます。
後半は結末やネタバレもあるよ
作品情報
主要キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー
監督と脚本:クエンティン・タランティーノ
公開日:2019年8月30日
特徴:ブラピとレオ様で1969年と言うハリウッドの黄金期を描いた作品です。
あらすじ
落ち目の俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)、そのスタントマンであるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)の二人の友情を1969年のハリウッド黄金期を通して描く。
評価
視聴方法:映画館
視聴日:2019年9月19日
感想
リック・ダルトンの苦悩
ダブル主人公の一人リック・ダルトンは過去の栄光もむなしく、若手スターの引き立て役となっていました。それを実感した時、彼は気持ちを入れ替えます。この映画では、何度も苦悩や葛藤、失敗がありますが、ついに一世を風靡した頃の演技力を取り戻します。作中の監督だけでなく、出演者も大絶賛の演技です。これを機に、彼はイタリアの西部劇映画をヒットさせ、十分な人生の成功者となります。
文章で書いてしまうとただこれだけです。彼の話はハリウッドの表面の物語。彼は当時ハリウッドにいた数多の俳優たちの象徴でしょう。苦悩する様子はさすがレオナルド・ディカプリオと思いました。実はタイタニックで強烈な印象を残し、それ以上の役柄を作れなかった彼の本心で演技していたかもしれないと、邪推できるレベルの素晴らしい演技でした。
クリフ・ブースの意味
リック・ダルトンの活動の裏には常にクリフ・ブースがいました。スタントだけでなく、悩みを聞き、生活のフォローをし、最後まで良き友として付き添っていました。専属のスタントマンがいたということはリック・ダルトンはよっぽどのスターだったんでしょうね。
さすがブラピで格闘やアクションシーンは文句なし。なんて味のあるキャラクターを演じるのでしょう。奥さん殺しの容疑がありましたが、真実は一体どうなんでしょうね。考えるだけでもおもしろいです(作中で明確な結論はでません)。ちなみに物語の核心だけでなく、見どころもほとんどクリフ・ブース側でした。
特にブルース・リーがでてきますが、クリフ・ブースに負けてしまいます。これまずいだろと思いながら笑ってしまいました。見てる時はそっくりさんだと思ってましたが、実際に役名がブルース・リーになってました。監督恐いものなさすぎでしょ。
他にもヒッピーの少女に連れられて行くスパーン牧場、彼の日常生活シーンまで見逃せません。ちゃんと彼というキャラクターが作られています。見ていて飽きませんよ。最後にリック・ダルトン邸が暴漢に襲われるのですが、逆に暴漢がかわいそうでした。男女平等パンチを軽く超える(リック・ダルトンも活躍します)。ブラピに喧嘩を挑んじゃだめだよ・・・
シャロン・テート事件
シャロン・テートは1969年に殺された若手ハリウッドスターです。詳しくはWikiや他のブログで見てください。知らないとなぜ彼女が出ているのかわからないまま物語は終わります。だって、主役2人が未来を変えてしまうからね。タランティーノのやり方に騙されました。絶対事件が起きると思わせて、事件を起こさない。結果として彼女が元気だったために、二人の物語は二人が主役のままハッピーエンドで終わりを迎えることになります。最高のミスリードのためのキャストでした。
終わりに
上映時間は161分で久々の大作でした。他の方のレビューでは退屈なシーンが多いなどの厳しい意見もありました。確かに物語がゆっくりと展開されていくため、そのような意見があることも理解できます。自分はというと、作品に没頭していたため、そういった気持ちは起きませんでした。これも現実ではトップ俳優である二人、周りを固める実力派俳優たちの演技力、監督の力でしょうか。さすがです!
ちなみにエンディングはめっちゃ短いです。スタッフロール横に映像があって、なにかあるんじゃないかと気にしてたらあっという間でした。
タランティーノの力(ブラピの力?)で、シャロン・テートの事件は起きず、パラレルワールドの出来事となりました。この時間軸で世界が進んでいたらまた違ったハリウッドがあったかもしれませんね。
さてさて、次も良い映画に出会えますように。
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