コロナのせいで一年半も間が空いてしまいました(そういうことにする)。
空いた分、なんかこう……刺激的なアーティストで再開の号砲をあげたいです。気持ち分かる?
ということで、知る人ぞ知る『バンクシー展』に滑り込みで行ってきました!
企画展情報
名称:バンクシー展 天才か反逆者か
会場:旧名古屋ボストン美術館(金山南ビル)
会期:2021年2月3日~2021年6月20日
※新型コロナの影響のためか、上記日程まで会期延長しています
事前に知人から平日だろうが休日だろうが混んでると聞いていて、このご時世だから行くのを諦めようかと思ってました。
なんですが会期延びてて、チャンスきた! と、思い立ったが吉日。6月の初めのことでした。
コロナ禍で入場予約・規制かかってますので、気軽には行きにくいです。
そうはいいますがそこまで厳しくなかったです。観に行った前後で体調崩したなどはありません。
展示作品について
展示なの? ディスコなの?
ほとんど正体の知れないアーティストで、何よりストリートアートが中心ということで、ほとんどの作品は現場を再現したものです。
なぁんだ、そりゃそうか……と思われるかもですが。現物を見れない人にとって、こんなに濃厚なバンクシーワールドは他にありませんよ!
紹介動画でもピックアップされていますが、バンクシーが残したアートは世界各地にあります。凡人からすれば「おいおい、よくもまぁここまで行って描き上げたな」と感心するレベルです。人のいない時間を狙って書いているんでしょうか。そう考えるとど深夜にえっちらおっちらペインティングしている人物の後ろ姿が想像できます。いつか、《スクープ! バンクシー激写される!》なんていうニュースが出るんでしょうか。
話が逸れましたが、この企画展は全エリア撮影可能で、観終わった体感としては、展示スペース全体がインスタレーションっぽいなと。
途中、スマイルを貼り付けた警官の作品(「フライングコッパー」)をモチーフにした通路があるんですが、DJがいそうなディスコエリアに仕上がっておりました。

デザイナーなの? プランナーなの?
人知れず街中のどこかでアートを用いて“説いて“いるようなバンクシーですが、バンクシーが関わったテーマパークがあったことは今回初めて知りました。
その名も「Dismaland(ディスマランド)」。2015年の短い期間で行われた、クレイジーな遊園地です。クレイジーなのはその見た目というより、たっぷりの皮肉と開園に至るまでのその実行力ってとこですね。いやあ実に私好み。
そういえばパレスチナに作られた「世界一眺めの悪いホテル」(これも一部再現が展示されています)もありますね。

どちらも敷地・建物全体が作品ということになります。ただのストリートアートだけで戦うだけじゃなく、結果的に大半の人を唸らせる影響力と才能は、古今東西のアーティストとなんら違いはないのでしょう。
天才か、反逆者か
今回の会のテーマであるフレーズ。
一通り展示を見終わると、2つのQRコードが印刷された掲示物がありました。
行かれた方ならご存知ですが、QRコードの読み取りによる天才or反逆者の投票になっていました。
ぱっと見、謎のQRコードを怪しんでスルーする人がいましたが、面白い試みだなーと思って投票しておきました。この記事を読んでいる皆さんはどちらに投票したんでしょうかね。
ところで企画展の展示の中には必ずと言っていいほど、アーティストが残した言葉を紹介しています(これ前にも言ったかなぁ)。
バンクシー展も例に漏れずそこかしこにステンシルで残した風のメッセージがあります。
キャラクター性が垣間見えるのでチェックしているんですが、その中でも面白いメッセージがあったので紹介します。
人々は私を愛しているか嫌っているか、あるいは全く気にかけていないんです。
バンクシー
その名や活動を知れば話題性充分でも、そもそも興味ない奴だっているよ、ということでしょうか。天才だから好き、反逆者だから嫌い、という固定概念なんてありませんし、そこに意味を持つ必要もないのかも。たいして気にしていない第三者の存在は少なくないかも知れませんね。
うん、なんの話だこれは。
よく分からん話ついでに、その場でニヤついてしまったもうひとつ紹介したいメッセージをば。

終わりに
バンクシーは武器じゃなくアートで戦う、みたいな表現があるアーティストで、今ではインスタグラムなんかも存在しています。
「Banksy」で検索すればヒットすると思いますよ。
まだまだしばらくはゆっくりと展示を観れる状況ではありませんので、またいつも以上にゆっくり更新になりそうですが。コロナ対策をしつつ、心身ともに健康でおりましょう。
それではまた次の記録が残されるまで、またね〜。
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